よく知らない本人との会話

『』 相談する

「」 相談に乗る


『こんにちは。元気してる?』

「あぁ、元気してるよー」

「どうかした?」

『ちょっと考え事してて、聞いてほしいことがあるんだけど。』

「いきなりだな!いいけど。時間空いてるよ。」

『ありがとう。』

「なんで俺なん?もっと近い人とかがいるでしょうに。」

『なんかね、近くの人は俺のこと知りすぎてるんだよ。』

「へぇ。」

『そうするとね、何か考えて、「これいいんじゃないかな〜」って考えても、いやこれはこうとも言えるしああとも言えるしとか、考えても途方もない、とか枝葉のことばかりに気を取られちゃって。煩わしいんだ。』

「そーなんだ。」

『「」くんはさ、俺の存在は知ってるけど、具体的にどんな人かは知らないでしょ。』

「そうだね。いうてなんもわからん。」

『だから、ちょっと聞いて欲しい。それに、「」くんなら、俺のすべてをさらけ出したって恥ずかしくないんだ。』

「なんでもた!?」

「なんでまた。」

『なんか、「」くんは何を言ったところで俺を認めてくれると思うから。』

「随分買い被られてるな。」

『いいじゃない。』

「いいけど。」

『これだけでちょっと気が楽になったよ。ありがとう。』

「まだ何もしてねーぞ。」

『ううん。なんだか胸がすぅっとした感じ。ため息がおいしいや。』

「それはよかった。」

「そろそろ手が疲れて来たんじゃないか?」

『そうなんだよ。25kgのハンドグリップを指で握ってたら筋肉痛になっちゃって。』

「お前バカじゃねーの。」

『あはははは。』

『じゃあまた相談に来るよ!ありがとう!』

「あいよ〜」









渡良セシボン's Ownd

声劇台本、デザイン、演劇、シナリオづくり、企画等について記載しています。

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